先パイの彼氏に恋します!



〜帰り道〜


まりあの家に向かって歩く。

1月って、やっぱし寒い。


私『うーー寒いーーー(汗)』

まりあ『えー??大げさだよー(笑)』

私『まりあは寒くないのーー??』

まりあ『そこまでは寒くないかなぁ(笑)』



学校にあった大きいビニール袋を
防寒として羽織っていた私を見て
まりあは笑った。


私『。。。笑ってるけど
ビニールまじ温かいんだよーーっ!』

まりあ『アハハ!(笑)ありえないー(笑)』




私達は笑いながら
帰り道をただただ歩いた。



その時。





ーーーブゥゥゥーーンーー



私達の横を1台のバイクが通った。


乗っているのは恋人だ。


彼女は彼氏の腰に手を回して
ギュッと抱き付いている。


ヘルメットで顔は見えなかったけど
その光景は羨ましく思えた。



まりあ『今のカップル!バイクでデートかな?』

私『そうかもねー!!いいなぁー♪
バイクでデート憧れるーーぅぅぅ!
まず彼氏も居ないけどねーー(笑)
高校生まで待つしかないかー(泣)』


まりあ『…私は彼氏いるよ?』


私『…?!えっ?!!!うそ?!
彼氏?!えーー!!!!?』


それからしばらく
私はまりあへ質問攻めだった。