なんどだってキミを愛そう。

家から学校までは
チャリをかっ飛ばして片道10分ぐらい。

けど、こういう時に限って
信号につかまる私…。

おまけに玄関出たところで
鍵落として、気に入ってたキーホルダー
壊れちゃうし…、

ほんと、今日は
とことんついてない…。

なんとか正門に着くと、
門があと数センチで閉まるところだった。

「河野、また遅刻かぁ〜?
お前はなぁ〜、何回言ったら
遅刻癖直るんだよ…。

むしろわざとだろ?
高校は義務教育じゃないんだ、
嫌だったら来なくて良いんだぞ?」

この人は私の学年の
学年主任、春川先生。

女性だが男口調とジャージが
トレードマーク。

なんだかんだ言ってるが、
結構優しくて
生徒の中には春川先生目当てで
職員室に来る生徒もいるとかいないとか。

一年の学年主任の宮崎先生と
保健講師の大嶋先生と仲が良く、
一部の間では、この三人を
親友トリオと呼んでいる人もいる。