豹変彼氏に困ってます!?

「あ、えっと…倒れそうなの抱えててもらってすいま…いや、あ、ありがとうございます」



謝るよりありがとうの方がいいと思った。



「…ぷ」


(…ぷ?)



「…ふ、あははっ どういたしまして^^
あ、ていうか笑ってごめんね?いや、俺と君同学年なのになって」




同学年?…あ、よく見るとこの人バスケ部だし同学年のユニフォーム着てる…。

(紫のユニフォームはうちと同じ代だよね?部活違うけど)


……というよりもですね。いつまでうち抱えられてるの!?恥ずかしい!!


「あ、あのお、もいですよね?わたし…」


そのかっこいい人があ、と気づいたように


「ごめんごめん。恥ずかしかった…かな。いま、おろすね?」



そう言うとそっと私を地面におろしてくれた。