母side



「優芽乃。絶対ここにいるのよ?」


「分かってるよ!ママ!早く行ってらっしゃい!」

私はこの子、優芽乃の母の神坂帆奈美。
ここはわたし達の住む街の公園。

今から私少し出掛けなければいけない。

家は火などがあり、危ないから公園で待ってるように優芽乃に言っている。

優芽乃は7才の小学二年生であるが、とてもしっかりしていて大人のようだ。



だから、安心していた。
この子なら公園で待っていられるって。


今は午後1:00。2、3時間ほどで終わるから遅くても4時にはこの公園に来れる。

日没には間に合う。


それにこの公園は人が多い。


だから、安心していた。



この時、私は25才。


まだ若く、考えが浅はかだった。