君へのキモチ

へへっと笑いながら、終わりだよーっと言っている親友が、一瞬…知らない人に見えた。


そうだったんだ…


今まで優菜ちゃんが恋の話をあんまりしなかったのには、理由があったんだね。


そっか……今まで優菜ちゃんはそんな思いで勉強をしていたんだね。


初めて知った親友の本音に、私は胸が張り裂けそうだった。


そしてついには涙腺がきれてしまった。


「ご、めんねっ……優菜ちゃんっ。優菜ちゃんのキモチも知らずに、ずっと、私だけ楽しそうにしゃべっちゃって…」


私が涙を流しながら謝ると、優菜ちゃんは困ったように笑いながら言った。


「も~!いいってば!それに言ったでしょ?塾も楽しいって」


「ぐすっ…!ほ、ほんと?」


「ほんとだって!それに芽瑠の話聞くのけっこう好きだから。ごめんとか、言わないでよ」


優菜ちゃんは白い歯を見せて笑った。


あぁ、私は優菜ちゃんのこういうところに憧れてるんだ。


優しくて、いつも私を安心させてくれるてころ。


だから、たまに思うんだ…


私は何か優菜ちゃんの役に立ててるのかなって。