君へのキモチ

ずっと、黙っていた美玲ちゃんがはっきりとした口調で言った。


「えっ……」


私は固まってしまった。


なんでだろう……


ここは賛成しなきゃ、って思うのに。なぜか私は、何も言えない…


沈黙をやぶったのは、山本君だった。


「あー…また今度でいい?こいつ、白河とかがいると、ぜってー勉強しないから」


え、断っちゃうんだ。オーケーするのかと思ってた…


瞳を揺らして「そっかぁ」とつぶやく美玲ちゃん。


「ごめんな。また、誘ってやって」


山本君は美玲ちゃんに謝ると、自分の席にむかって歩き出しながら言った。


「お前は今から話だよ」


「は、はいっ」


私は山本君の後ろを小走りについていった。








「山本君……それじゃあまるで、芽瑠ちゃんの彼氏みたいだよっ……私を見てはくれないのかな……」