君へのキモチ

ギュっ……


制服の上から胸をおさえた。


なんだろう。なんだか、胸が苦しくなった。


この感じを、私は知っている……



これって、………こ、……




………いやいやいやっ!


顔を上げるとそこには、いつものクールな表情をした山本君がいて。


その後ろには、山本君を切なそうな瞳で見つめている、美玲ちゃんがいて…


そう、美玲ちゃんは山本君が好き。


私が山本君を好きになることは、ない。


好きになっちゃ、いけない人……。


私は、胸の中のモヤモヤに、気づかないフリをした。


気づいたらいけない気がしたから……