君へのキモチ

「美玲ちゃん、あの……」


美玲ちゃんの様子をうかがうように、机の前に立って声をかける。


ごめんねと言おうとしたとき、私よりも先に美玲ちゃんが捲し立てた。


「あっ、もう昨日言ったこと、気にしなくていいからっ!ごめんね!あんなこと友達の芽瑠ちゃんに頼むべきじゃなかった。だから、ほんとに気にしないでっ」


「ほ、本当?でも、辛いんだよね…?」


私は、それが悲しいんだよ…


「大丈夫!それよりも、勉強頑張って!」


美玲ちゃんは両手でガッツポーズをつくって応援してくれた。


美玲ちゃん……天使すぎる!


「美玲ちゃー……」


私が美玲ちゃんに抱きつこうとした時だった。


「ふ、ふぁっ!?」


誰かに思いっきり制服のえりをつかまれて、雑に引っ張られた。


く、苦じいぃ……



「や、山本...君...、」



押し出すようにして出てきたみたいな、美玲ちゃんの声が聞こえて。


その声が、震えを必死に隠していることに、気付けていたらよかったのかな……