君へのキモチ

先生、暑さに脳がヤられちゃったのかな?


だって、私の隣は。


「壁にですか?」


真面目に答えたつもりが、みんなからは爆笑されるし、隣からはぽかっと頭たたかれたし。


あれ、隣?


「ばーか。俺だよ」


そういえば隣だった山本君は楽しそうに笑っている。


って、えぇぇええ!?


「な、なにかの間違えじゃ」


「ちげーよ」


「先生、名前読み間違えてるかと」


「どう読み間違えるんだよ!つか、俺だって!」


一通りツッコミ終わった山本君にじとーっした目でにらまれる。


「そんなこと言ってると、教えてやんねーぞ」


「わわっ、知ってましたとも!だから教えてさいぃぃ」


土下座までしてしまいそうな勢いで深々と頭を下げる。


「そういうことだから、アホを頼むな。山本」


先生は山本君に憐れみの視線を送ると、終業のベルとともに教室から出て行った。


それより……大変なことになっちゃったよ。


美玲ちゃんになんて言えばいいかな…