君へのキモチ

思わず固まってしまった。


美玲ちゃんの目が笑ってないことに気づいてしまったから。


怒ってる……?


私が約束を守らずに山本君としゃべってたから?


だったら……謝らなきゃ!


「みっ、美玲ちゃんっ…!」

「…なぁに?」


美玲ちゃんの前に回り込んで、目を合わせると、悲しげに揺れる瞳とぶつかった。


あ、……また私は美玲ちゃんを悲しませていたんだ。


「ごめん、イヤだったよね?ごめんねっ…」


すると美玲ちゃんが低いトーンで言った。


「うん……できればやめてほしかったな」

「……っ、ごめんなさ…」


うつむくことしかできずにいると、ふっと笑う声がした。


「……なぁんてね!冗談だよ」


顔を上げると、そこにはもう悲しい瞳はなくて。


いつもの優しい瞳をした美玲ちゃんが笑っていた。


でもそのあと、美玲ちゃんは小さな声で言った。


「……半分本気だったりして」


そりゃそうだよ…


私、何やってるんだろう…もっと考えて行動しなきゃ。


私は肩を落としながら、そっと美玲ちゃんの席を離れた。