君へのキモチ

ん…?何か言った、よね……?


「あの…今、なんて言いました?」


私が首をかしげると、山本君は、はっとして口を手でおおった。


「……?」


私が不思議そうにしていると、山本君はそっぽを向いてしまい、そっけない声で


「なんでもねーよ……」


と言った。


「えーっ。気になる……!」


いつの間にか、自分でも気づかないうちに山本君に笑顔を向けていた。


美玲ちゃんとの約束を忘れてしまっていることにも、気づかず……


「ぜってー言わねーからっ!」


「なんでっ?……う~……き、気になるよっ」




「山本君おはよう……芽瑠ちゃんも」


ふいに後ろから冷たい声が聞こえた。


「あっ、美玲ちゃん!おは……っ」


後ろを振り向くとそこには、怖いくらいの笑顔の美玲ちゃんがいた……。