君へのキモチ

美玲ちゃんに言われた次の日…


私は少しだけ緊張していた。


山本君と、授業中どうやって接しよう?


なるべく話さない方がいいんだよね…


あ、もし休み時間話しかけられたらどうしよう…


うわぁぁ……困った…


パンクしそうな頭をかかえて、頼りない足取りで教室に入る。


「おはよー」と声をかけてくれるクラスメイトになんとか笑顔で返しつつ、無事自分の席につく。


色々考えてたせいか、どっと疲れが出てきて、ふ~っと息をついた。


そのときだった---。


「なにでかいため息ついてんだよ?お前の近く、誰もよってこなくなるぞー」


聞きなれた、でも今はあまり聞きたくなかった声が、聞こえた。


「山本くん!う、…」


いつも通り、笑顔で「うるさいよーだっ!」と言い返そうとした。


でも、喉まで出かかっていたその言葉を引き戻したのは、昨日の美玲ちゃんの言葉だった。



『あんまり山本君としゃべんないで……』
 


そうだ……私、約束したんだった。