「なんでもいいけど…芽瑠のこと傷つけたら、許さないからっ!」


私は、山本にベーっと舌を出すと屋上を後にした。


ギィー…バタンッ…


屋上のドアを閉めると、私はぼそっとつぶやいた。


「聞いたこと隠すとか…山本のくせにいいとこあるじゃん……」