君へのキモチ

つい、本音をこぼしてしまった。本当に情けないよな。


それでも、俺なりに真剣に相談していたつもりだったんだが。




「ぶはっ……なぁにそれーっ!!」


今の流れでなぜ笑う!?


口から「は、」という、乾いた声が出た。


相談する相手を間違えただろうか、これは。


途方にくれてしまい、「やっぱいーわ」と言おうとした、そのときだった。



「不安になることなんてないんじゃない?芽瑠が好き。その気持ち、まだあるんでしょ?だったら捨てんな。前を向いてけばいーじゃん!」


思わぬところからアドバイスを受け、まばたきを繰り返す。


めちゃくちゃなアドバイスだ。それでも、一生懸命な気持ちが伝わってくるのはなぜだろう。


言葉もさほど的はずれなことは言っていなくて、心にストン、と落ちてきた。


『前を向いていけ』か。


おおざっはなアドバイスだな。


まぁ、でも。その通りかもな。



「ふっ、」


「えぇ!なんで笑うの!?いい言葉言ったと思わない?」


「んー、まぁ……1mmだけ?」


「少なっ」





認めたくはないけど、励まされたのは事実だった。