君へのキモチ

思わず知ってるよ、と言いそうになった。


それでも何とかその言葉を飲み込むと、


「そうなんだ…」


と小さくつぶやいた。


でも、『好きだった』……なんだよね。それってもう過去形ってことでしょ?


そのことが悲しくて、また泣いてしまいそうになる。


わかってたはずなのに……遠距離なんて、迷惑に決まってる。


でも……私は、『好きだった』じゃない。




今も、好きなんだ———






「私も、最後にするから……聞いてほしいことがあります」


君に『好き』だと伝えるのは、きっとこれが最後だから、


ありったけの思いを込めて、言うね。


思えばこれは、二度目の告白ってことになるんだ。


一回目よりも緊張するなぁ……あ、あの時はしたというよりも、つい勢いで言ってしまったって感じか。


両想いだった時のことが、本当に愛おしく思える。


君との思い出は、何一つ、私の中では色あせてないよ……


そして、君への想いも、ずっとここにある……


ずっとため込んでいた想いを、今、君に伝えるよ―――。



「私は……違い、ます」


「ん?」


少し悲しそうに聞き返す山本君には答えず、そのまま続ける。


「私は、『好きだった』……なんて思ってません。






今も、好きなんです……っ」





言った、ついに言ったんだ……