君へのキモチ

皆の冷たい視線を背に感じつつも、私は見事にそれらをスルーすることに成功し、気づけばクラス全員で応援に全力を注いでいた。


こんなにも私たちのクラスって団結感あったっけ、と私自身もびっくりしていたりする。


選手としてトラックに出ているよりも、応援でテントにいる時間のほうが長い私でも、今日はすごく楽しくて本当に時間がたつのがあっという間だった。


「おしっ……次はついにクラス対抗リレーか」


男子のつぶやいた言葉に、一瞬緊張が走ったクラステント……と、それももつかの間。


私が顔を上げてぐるりと皆を見渡した時は誰一人として硬い表情の人はいなくて。皆どこか楽しそうで。


それもそのはず。今現在、私たちのクラスは学年で1位をキープしている。2位はC組、3位はB組、4位はD組となっていて、もし次のリレーで1位を取ることができれば、A組の1位は確定だ。


でも、もしC組に負けてしまったら?


ううん、違う。絶対1位とるんだ。


弱気な自分に喝を入れると、自然と拳に力が入った。


と、そのときだった———。



「はーい、私からみんなに報告がありまーす」


淡々とした口調で報告とやらを口にする安藤さんに、私は開いた口がふさがらなかった。




「芽瑠ちゃんと私、順番変わるんで知っといてね」