君へのキモチ

わーっ、男子たち1位だよっ!


……って、あれ?いま私笑えて…る?


手をたたきながら運動場を見ている美玲ちゃんの隣で、そっと自分の頬に手をあててみる。


そして、自然と上がっている口角に驚いた。


さっきまで無理に笑ってたのに。いつの間にか、自然と笑ってたんだ…


美玲ちゃんが応援歌———昨日の放課後私が即興で考えた意味不明な応援歌……を出してくれたからかも!


なぁんて……でも、本当に、美玲ちゃんが一生懸命元気づけようと盛り上げてくれたおかげ。


優菜ちゃんたちのことはすごく気になる。気になる、けどっ……今は考えることやめよう。


また心配かけちゃうし。うん、うん……元気出そう!


「芽瑠ちゃーん……って、どうかした?」


ふぇぁいっ!い、いきなり心配されちゃった……


きっと美玲ちゃん、また私のこと気遣ってくれ……


「芽瑠ちゃん、すごい百面相してるよ?」


……て、なかったよ!

あ、うん……そっちなんだね?


美玲ちゃんは別に私の元気を心配してくれたというよりも……私が百面相してたから、ちょっと大丈夫?みたいな感じで「どうかした?」って言ってくれたんだね?


「その点はお気遣いなく!気にしないでっ、ノー……ぷ、プログラム?ですっ」


英語に自信がなくて目を泳がせつつも、胸を張って言ってみたんだけど。


「なんか微妙に英語違うよ……」


やれやれ、といった感じで首を横に振る美玲ちゃん。


むぅ……美玲ちゃん、私の頭のほう心配しておるね?


それこそ本当に、ノー…ぷ、プロブラム?……だからぁっ!