君へのキモチ

~美玲side~


「芽瑠ちゃんのバカ……頼ってよ………」


芽瑠ちゃんに何かあったことくらい気づいてるんだよ?


小さな芽瑠ちゃんの背中がいつもより頼りなさげに見えたから。


「美玲ちゃーん!今うちのクラス1位だよー!」

「…本当!?わーっ!すごいっ」


私、芽瑠ちゃんの力になりたい。


「優勝したいねっ!」

「…うん、そうだね!」


だから、芽瑠ちゃんが笑顔でいられるように出来る限りのことをするよ。


だから、私が落ち込んでちゃダメだ…!


私たちはまわりも気にせず声の限りに叫んだ。


テントから身を乗り出すくらい一生懸命応援した。


そうすることで、芽瑠ちゃんの気が紛れてくれればいいな、なんて思いながら…。


「ふふっ!1位になれたのって、私たちの応援のおかげたよーっ」


そう言って楽しげに笑う芽瑠ちゃんは、どこかすっきりとした表情をしていた。


…芽瑠ちゃんの力に少しはなれた、かな?


「うん、そうだねっ」


私達は手を取り合って、笑いあった。