君へのキモチ

な、なに…?山本君の話ってどんなだったの?


展開について行けない。


山本君と優菜ちゃんの晴れやかな表情を見ていると、もやもやした感情が再び私を襲った。


もう一度二人のほうに顔を向けると、二人はまた向かい合っていて………っ


「っ…」


も、ダメだ……これ以上この場所にいたくないよ……っ。


私は静かにその場に背を向けた。


泣いちゃだめ…


ぐっと唇をかみしめて、足を進める。


「体育祭なんだし…楽しまな、きゃ…っ」


誰かから返事が返ってくることは当然なくて。


砂利を踏む私の足音と向こうのほうから聞こえてくる人の声にかき消されていった。