君へのキモチ

「芽瑠ちゃん、心配したんだよー?」

「おいこら、今さら寝たふりしないの。バレてるから」


私は固くつぶった目を恐る恐る開いた。


「「A組オールスターズでぇっす」」

「……」

「だから、寝たふりするなっ」


優菜ちゃんの言葉に再び目を開けて苦笑いを浮かべる。


「まさか本当に放課後一人で走ってるとか…予想通りすぎ」


長瀬君は呆れたように笑っている。


「もしかして……私が走ってたことみんな知ってまし、た?」


「いや、誰だってわかるから!」


うっ…


「ま、あたしたちが助ける前に、王子が助けてくれたみたいだけどぉ?」


優菜ちゃんの楽しげな声に、みんなの視線の先をたどってみる。