君へのキモチ

「あぁ……」


驚きで、一瞬足が止まった。


いま……返事してくれた?


振り向きたい。山本君の顔を見たい。


それでも私は振り返らずに、再び歩き始めた。


そうしなければ、自分はこれ以上強くなれないと思ったから。


山本君が困っちゃうようなことを言ってしまう気がして…


弱い自分が出てくる前に、私は山本君から離れた。


私がしていることは、ズルいことなのかな……


でも今は、何が正解で、何が間違っているのかさえわからない。


ただ、山本君の本当の気持ちを知っている今は、


山本君の優しさが苦しい……


素直に喜べないよ…