君へのキモチ

「山本君……?何を話しているんだろ……」


私が今いるのは屋上……ではなく、教室の前。


結局私は優菜ちゃんと美玲ちゃんに心配かけたくなくて、サボるのは辞めた。


まだ朝休みの時間だから、朝のSHRには間に合うと思ったんだけど……


戻ろうとして教室の前まで来たら、なんだかお取込み中みたいで。


山本君が深刻そうな顔をして、何か話している。


話の内容が聞きたくて、教室に入りたかったけれど……


入る勇気が出なかったため、ドアに耳をくっつけて耳をすます。




———―「そ……で、日向には黙っててほし……けど」


とぎれとぎれだけれど、確かに私の名前が聞こえた。


なんだか変な胸騒ぎがする……嫌な予感が頭をよぎった。












———「俺………












 転校するらしいんだ……」