君へのキモチ

~一哉side~


「……」


何だ?この視線は……


教室に入った瞬間感じた、クラス中からの視線。


明らかに気まずい空気が流れている。


きっと、俺がみんなに対して最低な態度をとったからだよな。


いや、俺だって仲良くしてぇよ……


でも、これ以上みんなといるのは、逆に辛いんだ……


俺が黙って席に着くと、クラスのリーダー格の女子が俺の席にやってきた。


……文句か?


俺をじっと見つめる女子……安藤だったか?


安藤は俺のことを穴が開くんじゃないかってくらいじーっと見つめて言った。


「何か事情でもあるわけ?」


「は……?」


いきなりの安藤からの質問は、正直意味が分からなかった。


『事情』って、なに?


「クラスのみんなに冷たいの、事情があるからじゃないの?」


安藤は鋭い目で俺を見据えていた。