君へのキモチ

「芽瑠……」


優菜ちゃんが心配そうな声を発した。


美玲ちゃんも眉を下げてこちらを見ている。


二人が心配してくれているのはきっと、クラスメイト達からものすごく視線を感じるからだろう。


この状況は、少し居づらいな……


私は二人に微笑みかけた。


「私、ちょっとトイレに行ってくるね」


それだけ言うと、二人の返事も待たずに教室を飛び出した。


笑顔は顔からあっけなく消えていった。


はぁ……


深いため息が出てしまって、どんどん暗い気持ちになる。


教室には戻りづらいし……


体育祭の提案するのは帰りのSHRの時にして、一時間目は……先生ごめんなさい、サボらせていただきます。


心の中で先生に謝りつつ、私は先生が来る前に屋上へ向かった。