君へのキモチ

教室に入るとみんなからすごい視線を感じて、ちょっと恥ずかしい……


私はなるべくみんなと視線を合わせないよう、下を向いて自分の席にもどった。


「芽瑠っ!!」


うつぶせになっていると、優菜ちゃんと美玲ちゃんが駆けよってきてくれた。


「あぁ~……みんなからの視線がいたい~!!」


足をバタバタさせると、優菜ちゃんがよしよし、と頭をなでてくれた。


すると、そばにいた美玲ちゃんが泣きそうな顔をして言った。


「芽瑠ちゃん、助けてあげられなくてごめんねっ?」


そんなっ!美玲ちゃんのせいじゃないのにっ…!