君へのキモチ

「えっ……な、なんで…っ……」


安藤さんはそれには答えず、さらに私に詰め寄ってきた。


「二人、別れたんでしょ?……別れを切り出したのは山本ってとこかしら?フラれたのに山本の肩を持つなんて……ねぇみんな、芽瑠ちゃん可哀想じゃない?」


「……っ」


ただ山本君のことが好きだから……


自分が可哀想だなんて、一度も思ったことないのに……


私はクラスメイトを見渡した。


みんなは安藤さんの言葉を否定するでもなく……私に憐みの視線を送っていた。


それが悲しくて、私は唇を強くかみしめた。


「そ…そんなことな………っ」







「それは違うでしょ!?」


凛とした、迷いのない声に顔を上げる。


「め、芽瑠ちゃんは……かっ、可哀想なんかじゃないよっ」


必死に安藤さんに言い返してくれてる……二人の親友の背中が、すごく頼もしく感じた。