君へのキモチ

次の日———


「芽ー瑠っ、今日実行委員から説明するんでしょー?頑張れ」


「緊張するかもだけど、頑張ってね」


私の机の周りでは、優菜ちゃんと美玲ちゃんが一生懸命応援してくれている。


「うん……ありがとう」


私は机に伏せていた顔をゆっくりと上げた。


私の顔を見るなり優菜ちゃんは飛びのいた。


「ちょっ、芽瑠!?クマできてるよっ?」


私ははぁ……とため息をついた。


昨日の夜は山本君のことを考えていて……全然眠れなかった。


クマができているのは、朝鏡を見た時から気づいていた。


蒸しタオルをのせてみたりしたんだけど……やっぱわかっちゃうかぁ……


「芽瑠ちゃん、大丈夫?」


美玲ちゃんが私の顔をのぞき込んで、心配そうに言った。


あぁ、こんな優しい子を心配させちゃうなんて、いけないよねっ。


「うん、大丈夫だよっ。みんなの前でしゃべるのが緊張するだけ」


私はニコッと笑ってみせた。


「そ?ならいいんだけど……」


優菜ちゃんはまだ少し疑わしげな視線を送っていたけれど、気づかないフリを通した。