君へのキモチ

山本君の後ろをついて歩いていると、ふと、前に優菜ちゃんが言っていたことを思い出した。




———山本さ……この頃変かなって。




———荒れてるっていうかー……いろいろ適当なんだよね。ほら、先生に反抗的だし友達にも冷たいし。




本当なのかな…?私が気づいてないだけなの?


じっと山本君の背中を見つめてみる。


前は並んで歩けていていたのに……。付き合う前よりも、私たちの距離は離れてしまったんだね。


そう思うと悲しくなってきた。


好きになってもらえなくてもいいから、せめて前のように山本君の隣で笑っていたいよ……


そんな願いさえも……もう叶わないんだね。


夏休み前に、戻りたくて仕方ない。


私達、いつすれ違ってしまったんだろう?考えてみても、答えは出てこない。


山本君の考えていることが……やっぱり分からないよ。



「……」

「……」


私達はお互い言葉を交わさず、会議室に入った。


そこには、ジャージを着た若い男の先生がいた。