君へのキモチ

季節はすっかり秋。秋といえば、体育祭。校内はすっかり体育祭モードだ。


山本君のことをひそかに想うようになってけっこう経つ。


寂しくて、泣きたくなる時もあるけれど、それ以上に山本君のことが好きだから大丈夫…。




「よし、やっと決まったなぁ。いやー、ありがとう日向!」


へ?先生、今私の名前呼びました?


機能していない脳みそをフル回転させて、今何をしている最中か考える。


そうだ、今はHR中で、体育祭の実行委員を決めている最中。


だけど全然やりたい人がいなくて、それで私はぼーっとしてて…?


えー…と、この流れってまさか。


「私が、何ですか…?」


恐る恐る聞くと、先生は柄にもなくにっこりと笑った。


「ん?日向がやってくれるんだろ?た、い、い、く、さ、い、じっ、こ、う、い、い、ん」


はいっ!?私がいつやるって言いましたっ?


全く記憶にな…


「女子が決まってなくて困ってたから、助かったよー」


あぁ、これ本気だ。もうやるしかない空気だぁ…


私は頭を抱え込んだ。