あれから一週間———


山本君が私と話してくれるのは授業中だけで、それもかなり嫌そうで。


当然休み時間に話しかけてくれることはない。


本当に嫌われちゃったのだと思い知らされる。


悲しくて仕方ないし、胸もとげが刺さったように痛むけれど、別れを告げられた日の夜にいっぱい泣いたおかげで涙はもう出てこない。


優菜ちゃんと美玲ちゃんが明るく振舞ってくれるおかげで私は…




「芽瑠!置いてくぞーっ」


「理科室行かなきゃ!」




「…今行きますっ」







今日もなんとか笑顔で過ごせている。


心からは、まだ笑えないけど……