君へのキモチ

「できるわけないよっ……私は山本君が好きだからっ、だから……」







「はぁ………めんどくせー」




……え?


山本君は冷たい瞳で私を見た。









「だから、俺はお前のこと好きじゃないって言ってんじゃん?俺が悪かったけどさ……ちょっとふざけただけだし。そんなマジになんなって…うぜーから」







頭を殴られたような、鈍い痛みを感じる。


ちがう……山本君はこんなことを言う人じゃない。




私の好きだった———






大好きだった―——










山本君じゃ、ない………っ






私の目の前にいる冷たい瞳をした




君は、誰……?










「…ふっ……ぅ……」


私は静かに涙をこぼした。


山本君は小さな声で何か言っていたけれど、私にはそれを聞き返す余裕なんてなかった。


空が紅く染まっていく中。


私は山本君の去った屋上で一人、涙が枯れるまで泣いていた。