君へのキモチ

「え?あれって…」


「……『好き』って言ったこと、本心じゃねぇから。わり……ふざけすぎた」


え…何言ってるの……頭がうまく働かないよ……


山本君の言った言葉が頭の中でリピートする。






―—『好き』って言ったこと本心じゃねぇから。





―—わり、ふざけて言っちまった。






うそってこと…?好きでもない私に、『好き』って言ってたの?



…今までの笑顔も全部……うそ?


言葉が出ない私にかまわず、山本君は淡々と言った。


「だから、なかったことにしてくんね?夏休みの間のこと」


なかったこと?なかったことなんて………







「できないよ……」