君へのキモチ

「芽瑠…」


「芽瑠ちゃん…」


「行ってくるね」


心配そうに私を見ている優菜ちゃんと美玲ちゃんに笑顔を向ける。


ついに、放課後がやってきた———。


HRとか、始業式とか、こんなにもぼーっとしていたのは初めてだと思う。


今から会いに行くんだ。山本君に……


私は優菜ちゃんと美玲ちゃんの横を通り過ぎて、教室を出た。


山本君はけっこう前に教室を出たから、急がなきゃ…。


分かってるけど、足が思うように動かない。


話をするだけだというのにこんなにも緊張しているのは、今日一日山本君が冷たかったから。


一度も目を合わせてくれなかった……それだけのことだけど、すごく傷ついた。


ちゃんと話を聞こう。それで、前みたいに仲良くしたい……


デートだって…ちゃんとしたいよ……。







「芽瑠っ!」


「芽瑠ちゃんっ!」