君へのキモチ

「芽瑠、おはよっ!」


私に気づいた優菜ちゃんが大きな声で私の名前を呼んだ。


びくっと肩を震わせなががら、恐る恐る山本君のほうに視線を向けた。


山本君は、冷たかった…


一瞬だけ交わった視線はすぐにそらされてしまった。


「っ……」


私は今度こそ泣いてしまいそうで、ぐっと唇をかんで下を向いた。


顔を上げると、山本君はもうこちらなんか見ていなかった。


優菜ちゃんと美玲ちゃんは私の様子に気づくと、バタバタと駆け寄ってきてくれた。


「とりあえず教室出て話そ?」


「そうしよう?HRまで時間もあるし」


私は優菜ちゃんと美玲ちゃんの言葉にうなずいた。






ごめんね……二人の優しさに頼ってばっかりで。


二人の存在に、私はいつも救われてるよ……