君へのキモチ

「山本君がどうかしたんですかっ?」


私はぱっと顔を上げると、複雑そうな顔をした長瀬君に言った。


長瀬君は無言で歩き出した。


ついて来いってこと……?


私は山本君のことが気になって、長瀬君の後を急いでついて行った。


長瀬君は図書館と同じ通りにある喫茶店に入ったので、私も後に続いて入った。


大人っぽい雰囲気の喫茶店で、高校生の私なんかが来るようなところではなさそうだったけれど、長瀬君がどんどん歩いて行ってしまうので仕方なくついて行った。