君へのキモチ

用事があるなら、もっと早くに連絡くれたらよかったのに。


私は勝手に、これは今日来れないことに対してのごめんだと思った。


…帰ろう。


私はため息をつくと、長瀬君を見上げて苦笑して言った。


「あはは…山本君今日来れないんですって。私…帰りますねっ」


私は長瀬君の返事も聞かずに、くるりと背を向けた。









「………長瀬君…あの、手っ……」


長瀬君は私の腕をつかんでいた。


「違う……」


長瀬君は私の目をまっすぐ見ると、強い口調で言った。


「何がですか?」


私は言っている意味が分からなくて、聞き返すことしかできなかった。


長瀬君は意を決したような表情をして言った。



「一哉のことで話したい…いいか?」