君へのキモチ

「あ…」


振り返った先にいたのは、山本君ではなく……


「長瀬くん……」



少しがっかりしていることがばれてしまわないように、私は精いっぱいの笑顔をうかべた。


「ひ、久しぶりだねっ」


久しぶりに顔を見たからかな……?違う雰囲気な気がするような…。


それでも私は長瀬君の変化に気づかないフリをした。


「…っ」


長瀬君はなぜか悔しそうな、悲しそうな……そんな表情をしていた。


「えっと、長瀬君?どうかした?」


私は長瀬君に一歩近づいた。


すると長瀬君は小さな声で言った。






「………迎えに、来た」









えっ……長瀬君……?


長瀬君の言葉の意味が分からなくて、首をかしげた。


「あの、長瀬くっ……わっ」


私は長瀬君にどういうことか聞こうととした。


けれど、気づいたら長瀬君に抱きしめられていて……





ブーッ、ブーッ……


「あのっ……はなし、て……」


私は長瀬君をそっと押して、メールを開いた。