君へのキモチ

私は手ぐしで寝ぐせをとると、急いで部屋を出た。


寝坊しちゃったんだし、早く行って働かなきゃっ。


って、勢いあまって出てきたのはいいのだけれど……一階まで、どうやって降りるのかな?というか、階段どこ…?


きょろきょろとあたりを見渡しても、階段らしきものはない……


ま、まずいっ…とりあえず、動かなきゃ……


私は冷や汗をうかべながら、歩き始めた。


適当に扉を開けて部屋に入ってみても、また長い廊下が広がっているだけ…。


どうしよう……っ


そのとき私は気づいた。


「そうだっ、スマホっ」


電話して、案内してもらえばいいんだっ!


私はポケットをさぐった。


「な、ない…っ!」


部屋に置いてきちゃったんだったー!


私はずーんと肩を落とした。


部屋にも戻れないし……


完全に迷子になってしまってます…。