君へのキモチ

「な、何があったのっ?」


優菜ちゃんはお料理をしていたのか、エプロンをつけたままで、手にはしゃもじを持っていた。


「芽瑠ちゃんっ、無事っ?」


優菜ちゃんの後ろから続いて美玲ちゃんも顔を出した。


そんな美玲ちゃんも、エプロンをつけたままで、手にはお玉を持っていた。


「う、うん。ちょっとベットから起き上がろうとしたら落ちちゃって」


私はゆっくりと立ち上がった。


「も~、心配したんだから!っていうか普通落ちないでしょ?」


優菜ちゃんはさすが芽瑠だなぁと言いながらクスリと笑った。


「えー、そんなことないと思うけどなぁ…」


私は出て行く二人の背中を見送った。


はっ…!二人とも起きてたってことは、私が一番起きるの遅いってこと…


それってなんか悔しい…っ。


私は口をとがらせながら、今日着るために持ってきたお洋服に着替えた。


そして、寝癖を直すためにドレッサーの鏡をのぞき込む。


「うわぁ…寝ぐせひどい……」


二人とも寝ぐせ気づいてなかったかな?うん、そう願っておこう。


私は一人でうんうんとうなずいた。