君へのキモチ

「わっ!」


いきなりドアが開いてきて、私の鼻にごちんっ。


「美玲一人?芽瑠も来てた気がしたんだけど」


ドアを開けた犯人は優菜ちゃんかっ!


「いますっ!というか痛いから!ドアが思いっきり顔面を強打っ!」


私はドアの向こう側から出てくると、すごい剣幕で優菜ちゃんに怒った。


優菜ちゃんはびっくりした顔をしていて、美玲ちゃんは苦笑いをしている。


「もしかして、私が開けたドア?ごめん」


優菜ちゃんは私の赤くなった鼻を見てやっと自分がしたことに気づいたみたいだ。


「いいけど…鼻赤くなってる、よね?」


私は痛みに涙目になりながら、二人に聞いた。


優菜ちゃんと美玲ちゃんは顔を見合わせるとぷっと吹き出した。


「う、うん、赤いね」


「痛そう…ばんそうこう貼る?」


やっぱり赤くなってるんだ!あ、鼻に絆創膏はやめとこうかな。


「とりあえず、入って!」


優菜ちゃんはそういうとにかっと笑った。


私は少しだけさっきのことを根に持ちつつ、美玲ちゃんにつづいて優菜ちゃんの家に入った。


「お、おじゃましまーす…」


「おじゃまします」