君へのキモチ

「あら、そう?いってらっしゃい!楽しそうねぇ」


お母さんはあっさりとオーケーしてくれた。


「えっと、ありがとう?」


あっさり過ぎて、驚くくらい。


もっと、いろいろ言われるかと思ってた……さすがお母さんっ。


私は二階から重たいバックを持ってきた。


すると、そんな私を見かねて、お母さんが声をかけてくれた。


「あらあら、歩いていくの?乗せていくわよ、荷物も重いでしょ?」


助かりますっ!


私はお母さんに感謝しつつ、優菜ちゃんの家まで乗せて行ってもらった。


「いってらっしゃい」


「いってきまぁす」


微笑むお母さんに手をふると、深呼吸をして優菜ちゃんの家のお庭に入った。