「………ぼふっ!」


「当たったぁ!芽瑠、弱いすぎ」


「あはは~!頑張れっ、芽瑠ちゃん~」


私と優菜ちゃんと美玲ちゃんはただいま、優菜ちゃんの家でまくら投げ中。


いや、正確に言えばまくら投げをしてるのは私と優菜ちゃんで、美玲ちゃんは楽しそうに観戦している。


なんで優菜ちゃんの家にいるかというと、話は今日の午前中にさかのぼる———。