君へのキモチ

とにかく、山本君に呆れられちゃわないように明日から頑張ろうっと。


私はそっと小さな決心をした。


「えっと、今日はありがとうございました。これからもよろしくお願いしますっ」


私は名残惜しいけどお別れを言った。


すると山本君はぷっと吹き出した。


「なんでそんな堅苦しいの?」


恥ずかしいっ……変な子って思われたかな?


私はしゃがみこんでしまいそうになった。


「ま、らしいけど」


その一言にほっと安心する。


「うん、まぁよろしく」


山本君は小さく笑いながら言ってくれた。


「はい!あ、帰り道気をつけてくださいねっ?安全第一ですよー?」


「帰り道そんな危険じゃねぇから」


小さく吹き出した山本くんが、口を開いた。


「それじゃ…………芽瑠」


「はいっ。山本君、部活頑張ってくださ……、」


あれ?今もしかして、名前呼んでくれた……?


山本君はすでにこちらに背中を向けていた。


言ってくれたよね?私も……今なら言えるかな。


「あのっ……!」


思い切って山本君を呼び止める。


山本君はゆっくり振り返った。