君へのキモチ

私達は手をつないで、家までの道をゆっくり歩いた。


「あ、そういえば……勉強」


私はふっと思いついて言った。


「教えたから家でやれるだろ?」


山本君が言って私は気づいた。


やって……ないっ!


山本君はがっくりとうなだれている私に気づいた。


そしてさりげなく言ってくれた。


「また練習ない日、メールする」



私は顔を上げた。


一緒に勉強しようってことだよね……?


山本君の優しさがうれしくて、顔がニヤけてしまう。


すると山本君は私の髪をくしゃっとした。


「それまでに進めとけよ?」


山本君はそう言うとニッと口角を上げた。


あ……私この表情好きだなぁ。


私はそんなことを考えている自分にちょっとあきれてしまった。


山本君が好きすぎて、考えることが片想いの時と変わらないなぁ。