君へのキモチ

「とりあえず回ろうぜ。何食べたい?」


山本君は、話題を変えるように言った。


「そうだなぁ~、チョコバナナ…あ、やっぱり綿あめ?……う~ん、クレープも捨てがたいしっ」


私はう~んと考えて、いいことを思いついた。


ちょいちょいっと山本君の服をひっぱって。


こちらを向いた山本君に満面の笑顔で言った。


「山本君の好きなものが食べたいですっ」


「………」


無言の山本君に不安になって、私は山本君の顔をのぞき込んだ。


すると、体がふわっとして、山本君のぬくもりに包まれた。