君へのキモチ

「おっ前なぁ……あせるだろーがっ」


山本君のところに急いで戻った私は、山本君に怒られてしまった。


でも、心配してくれてたんだ……。


山本君の額にはうっすらと汗がうかんでいた。


それがうれしくって、山本君にばれないように私は小さく笑った。


「どうする?もう少し回るか?」


山本君はこちらを振り返った。


「うんっ、もっと一緒にいたいなっ」


私は笑顔で山本君に答えた。


「っ………!」


すると、山本君は急に視線を泳がせた。


どうしたんだろう?


よく見ると、山本君の耳はうっすら赤くなっている。


そしてぱっと顔を上げると、


「その顔………俺以外の前ですんなよ」


と、言った。


「えっと、はい?……でもそれってどういう意味ですか?」


私は首をかしげながら聞いた。


すると山本君は大きなため息をついた。


「はぁ……わかんないんならいいや」


「………?」


私の頭には?マークが飛び交っていた。


ダメだ……私にはわからないです……っ。