君へのキモチ

振り返ったのは、やっぱり美玲ちゃんだった。


「あのっ、お話したいですっ」


私は美玲ちゃんの目を見ていった。


美玲ちゃんの表情はなんだか晴々していた。


「うん、私も話したかったよ……」


私と美玲ちゃんは、人込みから抜けて木の下に来た。


「まず、私からいいかな?」


うなずくと美玲ちゃんは口を開いた。


「昨日はごめんなさい……悔しくて、意地悪しちゃった」


美玲ちゃんは私に頭を下げた。


「私、山本君に告白したときにね、気づいちゃったんだ……山本君が好きな子」


美玲ちゃんは少し笑って言った。


「……芽瑠ちゃんだって」


私は目を見開いた。


「二人はどのみちくっつくかなぁ、って……意地悪しちゃった。本当にごめんね……」


顔を上げた美玲ちゃんは、本当に申し訳なさそうにしていた。


……私も、ちゃんと伝えなきゃね。