君へのキモチ

ため息の次は、私の頭をぽかっ。


「っ?」


?マークしか浮かばない私は、山本君の次の言葉を待つしかなかった。



「だから、俺が好きなのは…………日向だって」


瞬時に自分の頬をつねる。


「い、いひゃいっ?」


予想もしてなかった告白に涙があふれでる。


泣き虫だって自分でも呆れちゃうけど……うれし涙ならいいよね?


思わず自分から山本君に抱きついた。


山本君の息をのむ音を聞きながら、私はもう一度、想いを伝える。


「山本君、好きだよっ」


ふっと笑った山本くんにつられて私も笑顔になる。


「じゃ、屋台回るか」


山本君はすっと立ち上がったけど、私はげたのせいでなかなか立てなかった。


山本君は文句を言いながらも手を貸してくれた。


「あ、ありがとうっ」


照れながら山本君の手を握って立ち上がる。


すると、ぐいっと手を強めに引かれて私は山本君に抱きしめられる形になった。


「えっ、と……?」


山本君は、私がそこから出ようとすると、力を強めた。


そして、私の耳元でそっとささやいた。


「……さっきの仕返し」


……きっと私は、山本君には一生かなわないんでしょう。