君へのキモチ

「やばいどうしよ……うれしすぎる」


耳元で山本君の声が聞こえた。


それと同時に、山本君の腕の力がさらに強まった。


私はいまだに状況がのみこめなくて、山本君の腕の中でぱちぱちと瞬きを繰り返した。


「ん……まだわかんない?」


私が反応できないでいると、山本君がくすくす笑って言った。


山本君の息が首にかかってくすぐったい。


私は小さくうなずいた。


「それは……俺も好きってことだよ」


山本君は私を離すと真剣な表情をして言った。


そんな山本君が真剣に思っている相手って……


「誰が、好きですか……?」


また泣きそうになるのをこらえて言った。


すると、山本君はいきなり怒ったような顔をして


「は?」


と言った。


えっ……その反応って?


私が頭に?マークをうかべていると、山本君が大きくため息をついた。