君へのキモチ

~美玲side~


「はぁ……いくらなんでもいじわるすぎじゃない」


私は自分が芽瑠ちゃんにしたことがひどく子供っぽく感じた。


ばかだなぁ……潔くあきらめて、芽瑠ちゃんを応援すればいいのに……。


でも、ちょっとくらいいじわるしても大丈夫だよね?


だってあの二人は、



両想いだもの……っ





———あの練習試合の日、私は芽瑠ちゃんの前で山本君に告白した。


芽瑠ちゃんが傷つくことなんてわかっていたけど、悔しくて……


芽瑠ちゃんには、長瀬君っていう自分のことを見てくれる人がいたから。


思った通り、芽瑠ちゃんは傷ついてた。そして、長瀬君に連れられて帰っていった。


少し罪悪感を感じながらも、山本君からの返事が聞きたくて……


「あのっ、さっきのことなんだけ……、」


上目づかいで山本君を見つめて、はっとした。


山本君は……私のことなんて、ちっとも見てないんだ……


芽瑠ちゃんと長瀬君が行った方向に向けられている山本君の瞳には、困惑と苛立ちの色がはっきりとあった。